公益財団法人 大阪産業局

会社を売るという選択肢、買うという選択肢 そのポイントと注意点

こんにちは、大阪産業局の枡谷です。

 

今回お届けするのは、事業承継セミナー、

「会社を売るという選択肢、買うという選択肢 そのポイントと注意点」

です。

 

「事業承継」という言葉、なかなか聞き慣れないですが、簡単に言うと事業を次の世代へ引き継ぐということです。国が力を入れて支援してきているので、少しずつ耳にする機会も増えてきたかもしれません。その「事業承継」の種類としては、大きく3つに分けることができます。

①親族内承継

②従業員承継

③第三者承継

 

最近、③第三者承継、とりわけ「M&A」という言葉を良く聞くようになりました。今まで「M&A」といえば企業買収など、比較的、規模の大きな会社でないと関係ないと思われていましたが、そのあり方も少しずつ変化してきています。今回のセミナーでは、その「M&A」を中心に、概要、手順、メリット、デメリット等をお聞きしました。

 

講師の吉村さま(株式会社サイバーアシスト 代表取締役社長)。吉村さまのセミナーは、他にもお聞きしたことがありますが、テンポよく、すごくわかりやすいお話をされます。ご自身でも「漫談家」とおっしゃっている意味がよくわかります。

 

 

開催場所の枚方T-SITE。快適な空間ということもあり、とても有意義な時間になりました。

 

 

冒頭、中小企業の現状を話されていましたが、

・60歳以上の経営者のうち、50%超が将来的な廃業を予定(うち「後継者難」が30%)

・中小企業381万社のうち、70歳以上の経営者で後継者が不在127万人(近い将来にやってくる2025年問題と言われています)

・この不在問題について対策なしで廃業が続くと、GDP22兆円の損失と言われています。

日本では、全国内企業のうち、99.7%が中小企業と言われています。このような現実を聞くと、将来が不安になってきますね。

 

 

より事業承継の重要性を感じながら、M&Aについてのお話を聞きました。売り手、買い手、双方のメリット&デメリットをお聞きして、現実はそう うまくいくことばかりではないと思いました。

しかし、この「売る」「買う」というアクションがなければ、その会社は無くなる(廃業)だけという現実もわかっています。経営者にとっては難しい判断になるでしょうが、悩まれているのであれば、まずは「相談だけでもしてみる」という一歩が大切ではないでしょうか。

 

 

北大阪商工会議所さまでは、日本政策金融公庫守口支店さまと連携し、事業承継・M&Aの支援を実施しています。地域の公的支援機関のサポートなので安心して相談できますね。

 

北河内地域での事業承継セミナーは、秋以降にも開催される予定です。また詳細がわかり次第、こちらの大阪産業局のHPでもお知らせします。ご期待ください。

 

セミナー日時:

・2021年6月24日(水)@枚方T-SITE

・主催:北河内地域活性化推進協議会(北大阪商工会議所守口門真商工会議所大東商工会議所四條畷市商工会

・共催:大阪府事業承継・引継ぎ支援センター(大阪商工会議所内)(公財)大阪産業局日本政策金融公庫守口支店

 

 

 

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