こんにちは、大阪産業局の枡谷です。
今回お届けするのは、
「【起業について学べるセミナー】第3回「法人設立・資金調達について」」
です。
【起業について学べるセミナー】とは
各分野で自ら起業し実績をあげられている講師陣のセミナーを6回にわたって開催していきます。会社に所属しなくても個人で仕事も場所も様々な選択ができるこの時代、最初の一歩をどう踏み出したらよいかを悩む方も多いはず。駅直結の素敵な空間でのセミナー、参加費無料ですのでお気軽にお越し下さい。
第3回目の講師は、米田 義則さま(奥大和ビール 代表・醸造家)。
・事業の組み立て方
・資金調達の方法
などをお話を聞きました。
「ビール醸造で起業なんて、ずっと専門分野で仕事をされてきたのかな」と思っていたら、米田さまは、少し変わった経歴でした。2018年に起業するまで、ずっと東京でバンドマンをされていたらしく、故郷の奈良に帰ってきて、
・自分の好きなこと
・生業としてできること
・地域に貢献できること
を考えていたら、ビール醸造だったらしいです。
でも、ただクラフトビールの醸造だけで起業しても競合が多いということもあり、
業界分析、ターゲット、商品イメージなどじっくり3ヶ月間ぐらい時間をかけて、ブランド作りをされたそうです。
すでに結婚されて、お子さまもいらっしゃるということで、起業に至るまでも実に計画的でした。東京から奈良に戻り、起業するまでは収入がない。そんな中、地域起こし協力隊の制度を利用し、3年間収入を得ながら起業準備を進めたそうです。
資金の調達方法も、僕は「銀行から融資を受ける」ぐらいしか思いつきませんでしたが、米田さまは、
①銀行から融資を受ける
②事業を始める地域の補助金を活用する
③クラウドファンディングで資金を集める
④設備は、銀行を通してリース契約
と、銀行からの融資だけでは難しいと思われるぐらいの金額を調達されていました。補助金などは実施している地域にもよりますが、知っているとすごくお得な制度です。
こういうお話が聞けると、起業するにしても一歩が踏み出しやすくなりますよね。さらに背中を押してくれる話がありました。
起業って「0」から「1」を創り出すってイメージですよね?でも、米田さま曰く、決して「0」ではないと。米田さまの場合、
・なぜビール醸造? → 音楽の次にビールが好きだった
・メディカルハーブコーディネーターの資格を持っていた → ハーバルビールなどで差別化
さらに、今ではスパイスカレー、食パン、ゲストハウスなどの事業も展開。
・スパイスカレー、食パン → ビールと原料が同じ、廃棄原料を再利用
・ゲストハウス → 車での来店が多く、運転手は飲めない。だったら、飲んで泊まったら
など、「0」から生まれたのではなく、全て必然的に生まれてきたことだそうです。こうストーリーを繋げていくと、自分にも何かあるのでは?と思い勇気づけられました。
【起業について学べるセミナー】は、全6回シリーズ。今後は、12月、来年1月、2月と予定しています。詳細が決まり次第、こちらのホームページに掲載していくので、チェックしてくださいね。
セミナー日時:2021年10月16日(土)
場所 :枚方T-SITE 4Fイベントスペース
・主催:北河内地域活性化推進協議会(北大阪商工会議所・守口門真商工会議所・大東商工会議所・四條畷市商工会)
・共催:(公財)大阪産業局
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地域連携推進チーム 枡谷